一人の少女の自殺から始まる物語。
と書くと、ソロモンの偽証っぽさが出ますね。

川崎朱音が自殺したことから始まり、彼女から遠い人間関係から少しずつ近づいていくと真実がわかるという物語。
遠くからではテレビを見ているのと何ら変わらないゴシップでしかないから、外野による探偵など不要であると叩き切り、少し近づいてみると関わることでより調和が乱れて不幸になるが故に埋没することを選ぶ。
近づけば近づくほどに、人というものの印象はこれほどまでに変わるのか〜と面白くなりますね。
誰かにとって甘え上手の可愛い子は、誰かにとってはうざったくて憎たらしい。

川崎朱音はなんだったんでしょう。

誰かにとって価値のある存在になりたかった、だれにとっても価値のある人間になりたかった成れの果てはなんだったんでしょう。

この物語は莉苑が全て語ってしまいましたが、【世界は生きているもののためにある】でおしまいです。
【死んだあの子に口はなし】なのです。
世界にどれだけの傷を残そうとしても、死んでしまっては何の意味もないのです。

川崎朱音はその後、お化けになって出てきそうですね。
北校舎で死ぬ間際、あれほどまでの生への執着を見せたのだから、化けてでなくちゃ嘘でしょう。

莉苑は生きている人のために最善を尽くしているので、手紙を破いて捨てるという行為も納得です。
『くひっ』という笑い声が忘れられなくなる一冊。

誰が誰の心を盗むんでしょうか、カリオストロの城ですかね。盗んだのはあなたの心です!
そんなサブタイトルがついております2巻です。

ブランジェリークレバヤシはそれなりに仲良こよしで運営されていますが、実際の売り上げとかどうなっているのか気になりますね。
結婚詐欺師が乗り込んできたのかと思ったら、もっと面倒なのが乗り込んできていたり、普通に盗人でしたね。
なんとなーく続きを読もうかな、と思わせるお話

深夜営業のパン屋さんを中心に起こる人間模様。
基本的に希実の目線で進む感じのお話ですが、この希実、非常に冷めててひねくれている子供なので感情移入は難しいかもしれません。
深夜のパン屋の話に出てくるためか、子供は難あり家庭の子供です。
いわゆる毒親家庭の子供なので時々読んでいるととてもつらい。
子持ちになってから、子供がつらい環境に入る話は身に堪えます。

連作の短編という感じなので、どこかに掲載していたものをまとめたものかと思っていたら書下ろしらしいですよ!
それぞれどこかが尖っていたり歪んでいたりした人たちが、寄り集まって丸くなるお話なので、最後はとてもほっこりします。
人は人の中で人らしくなるのですね。

評価:
価格: ¥ 1,512
ショップ: 楽天ブックス

自分でもなんとなくは気が付いていたんですが、短編集ってあんまり好きじゃないんですよ。
うわーん、もっと続きが読みたいよー!と思っても、ページが切り替わって新しい話が始まってしまうので、意識が次のお話に向かってくれないんですね。
そうして、意識が新しい話に行ったと思ったら、また次の話が始まってしまう。
短編集とわたしの相性はいまいちです。

というわけで、この本は短編集でした。
一人称で話が進むものだから、最初は時間軸の違う別のはなしかな?とも思ったりもしましたが、やはり短編集でした。
設定もあったんじゃないよ!というくらいファンタジーな内容もあり、あっさり読めるお話です。
新井素子という作家の本をこれしか知らないので、長編だとどんなお話を書くのかな?という興味はわきました。
これだけ読んだらライトノベル系?ティーン向けかな?と思ってしまうじゃないですか。

テーマ偏愛だったそうなので、それを意識して手に取ってみてはいかがでしょう?

ゴーストハント的なお話かと思ったら、もっとほのぼのしていたし霊についてもほのぼのしていました。 難しいことはない、悪霊などいません!!という感じで、とっつきやすい心霊話でした。 二人の青年が霊媒師をやっているお話で、最後はハッピーエンドです。 怖くない心霊話なのでいろんな人がサクッと読んで良いと思います。 片方は霊を完全に否定し、片方は信じている、そんな凸凹コンビの活躍をとくとご覧あれー

エンディングドレス、死に装束のことですね。
わたしは死に装束は自分で用意したいと思っているんですよね。
祖母が亡くなり、安物っぽいガサガサのポリエステルの白い着物を着せられているのをみて、祖母はほかの洋服もあったのに…と悲しくなったのです。
そうです、死に装束は生きているうちに誰かにこれを着せてほしいとお願いしないと着せてもらえないのですよね。
だから、死ぬまでに自分の好きな服を用意しておこうと心に誓っています。

そう、このお話は死に装束を作ろうという人たちのお話です。
主人公は夫を亡くし、意気消沈してそのまま死のうと、たまたま目に入ったエンディングドレス製作ワークショップに参加するのです。
そこで過去と自分の未来に思いを馳せるのです。
ずっと閉ざされている未来を見つめる作業に、針仕事を無意識に選んだとも言えるでしょう。
服を作ることはとてもポジティブな作業ですものね。

わたしは何を着て棺に入ろうかなー

評価:
価格: ¥ 1,674
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衝撃的なタイトルで、今度映画化するんですね。
図書館で借りてから予約数が増えたのでびっくりしました。

とある廃病院に自殺志願者12人が集うお話。
けれど、会場についてみると13人目がすでに横たわっている。彼は何者で、なぜここにいるのか。
死にたい12人がこのまま彼と共に死ぬかどうか話し合う。

大まかな話はそんな感じですね。
13人目と共に死んで良いという人、共に死ぬのは良いが殺人者として名を連ねるわけにはいかない人。
死ぬと保険金がって話になると確かにその死因云々が非常に大事な部分なので話し合いをせざるを得ませんね。
思わぬところで保険金が支払われなくても困るし、うっかり払われてしまっても困るのです。保険金って繊細。

人はなぜ死ぬんでしょうね。なぜ10代の頃はあんなに死にたかったんでしょうね。
今にして思えばとても不思議なあの気持ちを思い出しながら読みました。


ネタバレを言うと、サトシくんはスムーズに死にたいと願う12人をそろえられるのかというのに期待があります。
大いに難しそうですが、彼は集めた人々が再び生きようという気持ちを持つことに期待を寄せています。
人は何をきっかけに生きようと思うのか、わたしはそっちのほうが興味深いですわ。
自分が一体いつから生きようと思ったのかもわからぬのだよ。

がんってかかる人はすごく多いんですよね。
あっという間に人を一番殺す病気になったのだと耳にしたことがあります。
身近にがん患者という者がいないので、その恐怖とかがいまいちわからないのですが、見つかったときにはだいたいもう末期というのは恐ろしいということはわかります。
それを初期で見つけられたら、それを消すことができたなら。

今年の春にドラマ化していたようで、一応そちらのサイトも見に行ってみましたが、おそらく内容は大きく異なりそうだなという印象です。
きっとどちらを見ても楽しめるのだろうと思います。

さて、がんが自分の思った通りに扱えるようになったとしたら何をしたいでしょうかね。
誰もなれないような天才医師として名をはせて、神のごとき働きをしてみたいですが?
はたまた悪用してこの世のものとは思えない悪魔の所業を見せてみたいですか?
主題としてはそういうものなのだろうと思います。

ずーっとレイプ犯を探していると見せかけてそうじゃなかったのは意外でした。

英語でなじみのあるお話読むの楽しいですね!
ピーター・パンはディズニーアニメも実写も見たお話です。
これは美女と野獣とは異なり、知っているお話がそのまま小説になっているという感じでした。というよりも、原作に近い形でほかのメディアになったというほうが正解ですね。
とくに実写ピーターパンに近いですかね?

ピーターパンは最後のところで子供であり続けることを選択したことによって、ある種、永遠の孤独の中に入り込んでいるのだとわかるので、ひとりで悲しくなってしまうのです。
おそらくピーターパンは5歳くらいの男の子だと想像されるため、もしかしら毎日が戦いごっこだったりで楽しいのかもしれません。
けれど、彼は永遠を一人で生きていくのだと思うと、ちょっぴりつらい。

ディズニーアニメじゃない美女と野獣です。
中身は英語です。英語のお勉強がてら、なじみの深い話で読み始めてみようとチャレンジしたものです。
そうしたら、登場人物紹介で、えー!そうだったのー!?という状態に陥り、ディズニー版とは全く別物といってよいでしょう。
ベルにお兄さん、お姉さんがいたことなんて知りませんでしたよ。
びっくりしすぎて英語どころではありません。お父さんも発明家ではなく商人ですし、ディズニー版はパラレルワールドですよ、どういうことなの!?
Beautyが愛称というのも日本人のわたしにはなじみがなかったですね。新鮮。
えー!うっそー!こんな話なのー!?という驚きを共有したいので、内容については触れません。

英語の教材としてはどうなのか?という点では、後ろにある単語帳を見れば解決するので問題なし。
文章も短いので大意はつかめるので問題なし。
あーこういう言い回しするのかーというのがわかればよいと思います。


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