リピートって虚しい…!
傑作かといわれると、個人的にはやっぱり微妙。でも、文章の読みやすさでは、ライトノベルみたいで、すごい楽。そんな感じでした。
なんかこー、読み終わったときに余韻が欲しい派なので、物足りない感じがします。これだけの厚さのある文庫本なのだから、内容もボリューミーにして欲しかった。
まあ、ここら辺は相性の問題なので、結構、平均的な視点から考えても、読みやすくわかりやすく楽しい小説だと思います。余韻が欲しい派のわたしには物足りないだけで、小説としての中身は問題ないと思います。
でも、余韻が欲しいのさ…!!(笑)


風間のリピート生活って、微妙だと思います。昔、ドラマでありましたよね、『君といる未来のために』でしたっけ?あれを思い出します。
10ヶ月という年月を戻ったところで、何があるっていうんでしょう。その間の人生をやり直すのは良いけれど、競馬で儲けるのも良いけれど、神に等しい存在になろう何ておこがましい。
風間は、リピートしている時間だけの神であり、絶対君主って感じがして、某氏共々好きません。

それを打ち破る、篠崎の『運命は頑固』に微笑みます。
歴史には戻ろうとする力がある。だから、最後のあの結末なのだろうなぁ…と思います。未来を知っていようと、知っていまいと、運命は自分に相応しい絵を描くのでしょう。帰結は、最初の運命と同じなのです。
少なくとも、最後に戻った先では変わらないのです。リピートを経験した風間はそこにいないのだから、運命に干渉する人はいない。それこそが、頑固な運命が求めていた結果なのでしょう。

ただ、不思議なのは、どれだけの10ヶ月を繰り返したとしても、風間は同じ日に同じことをして、またリピートを経験するんじゃないかと思うのです。
最初の運命と同じ道を辿るならば、リピートの記憶を持たない風間も、必ずリピートが可能な場所に行き着くのではないかと思うのですよね。けれど、『バタフライ効果』がここに入るというのならば、『僕』が早期に死んだことは、風間をリピート可能なときに、その場所へ導かないということも指し示しているのかもしれないと思います。
いずれにせよ、小説に描かれなかった部分は、わたしの想像に過ぎません。作者がどう考えていたのか、完全にシュミレーションできませんものね。

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