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からくりアンモラル (ハヤカワ文庫JA)
からくりアンモラル (ハヤカワ文庫JA)
森 奈津子


わたしは表題作が一番好きですねぇ…
『神の創造物は素晴らしい』その一言が、この作品の好きなところです。所詮はSFだからこそ書いてくれる、アンドロイドの人間くさい言葉が好きです。
機械がこんな感性を持ち合わせているわけがない。『プリズムの瞳』のロボットたちの方が、よっぽどアンドロイドらしかったけれど、フィータイプは違ったのでしょう。けれど、わたしはこの、フィータイプのような発言が好きなのです。
きっと、わたしもこの言葉に救われる。

あとは『レプリカント色ざんげ』も好きです。
すごい単調に書かれているけれど、アンドロイドの深い愛。歪みきった感性を持った人工脳なんて、それは何て素晴らしいものなのでしょう。切り付けられることさえも快感だろうが、心は人間と変わらない。だというのに、その存在はデータを抹消されない限りは不滅なのです。
人間と同じ姿を持たなくても、ご奉仕しているのかなぁ…
主人の、愛しい人のいないアンドロイドは、忠犬ハチ公よりも哀れな存在だと思います。
そうです、抹消されない限りは、恋しい人の姿を思い描きながら、永遠を生きるです。壊れるまでずっと。

『繰り返される初夜の物語』はわたしの好みじゃなかったですね。
『あたしを愛したあたしたち』は、究極の自慰行為だと思いました。まじで?ねえ、これはありなの?まじで?
きっと、アリなら発狂しかねません。怖いよ、おい!

メシアの処方箋 (ハルキ文庫)
メシアの処方箋 (ハルキ文庫)
機本 伸司


この、微妙に不発な感じに覚えがあるわ…!
ミステリなのに超常現象とか、そんな感じ。ホラーなのに、結局、オチはサイコとか…!
ああ!思い出すわ、『サイレン』だとか辻村深月とか(笑)

ええ、なんていうんでしょうね…
やっぱり、読み始めると相性が良いような気がして、とんとん拍子で話が読めるし、進んでいくんですけれども、途中にアレだけ化学というか、生物というか、そういう話を引っ張り出しておきながら、こんなオチかよ!という切なさ。
SFだーと思って読んでいるのに、最終的には、哲学みたいな…orz
最終的に言いたいことがわからないわけじゃないけれども、布石が全て意味を成していないような気がして、なんだかなぁ…


命題は『自分とは何か』だと思ったんですが、あってるかしら?
それは、前作『神様のパズル』の命題かしら。どっちにしろ、似たようなことをテーマにしていると思っています。
今回の作品では、人は救われようとしても、一時的にしか救われない。救われようと動き始めることによって、初めて現在の位置よりも浮上することが出来る。モチベーションの向上こそが、救われることへの一歩である。が最終的に言いたいことかなーと。
状況を打開しようと、動き始めることで、人は始めて、自分自身の救世主に出会うのかもしれません。
それが何であれ、救われたと思ったのならば、それはそれで良いのでしょう。
ようは、精神論だと思います。

さあ、わたしも救われるために指輪を探しに行くよ!

電脳娼婦 (徳間文庫)
電脳娼婦 (徳間文庫)


相変わらず、エロ本的展開なのに、エロさを感じないのはわたしだけでしょうか。もちろん、慣れた。とも言いますね。
表題作、『電脳娼婦』の結末に、ちょっとびっくりしました。そうかそうか、そうだよねー電脳空間での出来事というのは、現実とは異なるのですものね。
でも、オチが気に食わなかったです。ああいうオチはいらなかったですわー

『黒猫と呼ばれた女』はなんだか、いまいちしっくりこなかったので、この本の後味が微妙になってしまいました。ああ、いい記憶で終わりたかった…orz
微妙にグロかったり、エグかったり、錯綜していたりで、なんともいえなかった。
SF…だったのかなぁ、あれ。

なんとなく、読んだ感じは、この本はちょっぴり不発。
『姫百合たちの放課後』が一番笑えたような気がします。
さて、次は『からくりアンモラル』でしょうか。そろそろ『西条秀樹のおかげです』を図書館に予約したいかもしれません。
読むときは、一気に読むよー!
短編集だと、長編小説よりも進みが速いので、サクサク読めてしまいます。たまには、こういうのも良いかな(´▽`)

ダ・ヴィンチ 2009年 02月号 [雑誌]
ダ・ヴィンチ 2009年 02月号 [雑誌]

図書館に行って、時間ないけど、ダ・ヴィンチを…!!!と思ったら、今回の特集はコレですか!!!
BLに満ちているって、それは一体…!
確かに、文学の世界には、武士道の女か入り込めないような空気をかもし出していて、それはそれは、腐女子的に美味しい話がゴロゴロしています。
ああ、あんなところに腐臭。描かれてないけれども、こんな惚れ方普通しないわ。ああ、これが愛!きっと、彼は、彼を愛しているのよ!と思うような展開が、もっさりあります。
日本の文学って、エロいと思うんですよねーだから。
官能小説の、性欲に対するあけっぴろげなものがあるわけではなく、寧ろ、秘められた愛情が見えるようで、ムフフ…です。
そうです、エロ本を求めても楽しくないのです。
そうです、匂い系と表現された、そっちこそ妄想が掻き立てられて、萌えることが出来るのです!!!


まあ、特集部分を読んでもらえるとわかるのですが、なかなかのハイテンションで、松岡先生と、三浦しをん先生が語らっています。
え?もちろん、腐女子のわたしには同意できるところが多々ありまして…
ようは、楽しかったんです。いやーたまには、腐女子的思考を取り戻すのも良いね!(笑)
最近、一般人化していたので、こういう刺激が楽しくて仕方ありません。

次回は、CLAM特集だったかな?昔懐かしいので、また読みますよー
そのまえに、最近読んでいなかったから、バックナンバーからだな。

シロツメクサ、アカツメクサ (光文社文庫)
シロツメクサ、アカツメクサ (光文社文庫)
森 奈津子


今、わたしは森奈津子の波がやってきているのです。
下ネタだけど、ギャグ。どう考えたって、エロ小説だけど、官能小説じゃない。なんというのだろう…エロをネタにしたコメディが楽しいです。
んなあほな!!!な話が、いやに新鮮です。

といっても、この小説、短編小説は『姫百合たちの放課後』とは異なり、エロ中心じゃなくて、SF中心。エロを連発している辺り、かつてのボブゲ祭りの頃を思い出します。『はれたホモのようにかがやい』たりはしません!
表題作と『一郎と一馬』は、日記によって構成されている辺り、似ているかもしれません。若干、後者の方がわたしの好みですね。
どっちも、お互いたちの手記を見ては、首をかしげ、真実を見極めようとする。けれど、それを手にする前に自己の存在は霧散して消えていってしまう。サイコじゃないかと言ってしまったら、それまでではありますが、ホラーとしての要素があるようで、にやりとします。
『シロツメクサ、アカツメクサ』の場合は、ホラーっぽいと思います。
まあ、どっちも『わたしは誰なのだろう』という問いに答えてくれる人は誰もいないのですけれどね。

『語る石』は普通の話だと思いました。
普通に、感動系じゃない?森奈津子作品は、まだ3作しか読んでいないわたしですが、これが一番真っ当な話だと思いました。失礼ですか?(笑)
エロがない、ギャグがないというあたりで、森奈津子じゃない!と判断したんですよ(笑)

どのみち、楽しかったから良いですけれどね。
さあ、しばらく、森奈津子を祭りってきます。

神様のパズル (ハルキ文庫)
神様のパズル (ハルキ文庫)
機本 伸司


映画化されたものだし、タイトルが面白そうだから借りてみましたが、ごめんなさい。物理はとんと、わかんないんだ…!!!
物理を専攻していたという相方に、そのまま『超ひも論』とか『ファラデー』とか『ヒッグス粒子』とか尋ねてみましたが、大学院でやるような内容だといわれました。実家に帰れば、『超ひも論』の本があるらしいですが、全てを聞かずに投げました。
今度、わたしのもわかりやすく説明してもらうのも一興かもしれませんが、『光速』が不変であることを理解するのに、苦労したわたしです。きっと、説明を投げられることは必至…
そんな人間が読んだって、物理の話は投げますよね!

というわけで、この段階で、この小説の大部分を投げ捨てたことになります。
なんとなーく、わかったようなつもりで、斜め読みです。きっと、深く考えてもわからない。基本的な部分を理解できないわたしに、そんな多様な考え方は出来ない。読み物として物理を楽しむしかない…!
物理をお好きな皆さん、さあ、この本で宇宙を作れるか考えて見ましょう!

そんな物理トークはいらないですかね。
小説としてなら、楽しかったです。ほら、物理はいくら考えてもわからないから…丸投げです、丸投げ。
ラストの急展開だけは追いつけないものがありましたが、最終的には万々歳でよかったと思います。やっぱり、小説はハッピーエンドで!という主義ではありませんが、いいと思います。
主人公の日記としての小説形態は面白いですしね。
結末的には、物理関係ないじゃん!と思わずにはいられませんが(なにぶん、結構、この物理を真剣に考えて、相方にヘルプをたくさん求めたもので悔しいとも思います)、物理を介しての人の成長物語でした。
んーなもん、人間を物理で考えて生活なんて出来るかー!(笑)

人は、自分を人と思っている間は、人なのです。
なぜ生まれたかを考えるのは、愚問です。生まれちゃったものは仕方ないんだぜ☆

ペルソナ3をガッツリやるよりも先に、こっちを先にやっていたのです。
前回プレイからの期間の空きようは、まあ、若干ペルソナ3よりもマシという程度でしょうか。いえ、なんだかんだと、去年の秋に一度プレイした記憶が無いわけでもないですね。
前回は、犬飼をやって終わったという記憶があります。寧ろ、犬飼しかクリアしていないのだから、当然でしょう。

というわけで、年末、大晦日の日にがっつりプレイしたのは、プリンセスナイトメアです。
ヘルシング→ファントム→真治の順番でクリアしました。
吸血鬼はわたしにとってキュン☆ワードなので、お兄様ことラドウ・ドラクレアとブラド・ドラクレアを後回しにさせていただきます。わたし、美味しいものは最後に食べる主義なんですの(´▽`)

ヘルシングはストーリー的にというか、キャラクター的に萌えた萌えた。なんだろうか、あの大人!ヘルシングは妻子があったはずなのに、なんだこのロリコン…!いや、リトルの方が、年齢的には上だから問題ないのか…(笑)
エンディングの辺りの、ドラクレア家が非常に好きです。
人間の寿命なんて短いのさ、ハハハッ!という雰囲気がたまりません。もーみんな、ヘルシングよ、さっさと死んでしまえ!という欲望が丸出して心地よいです。
ギャグ路線エンディングとしては、これが今のところ一番です。

ファントムは、真治ストーリーの途中で、なんだか、ねじ込まれたというような気がします。選択肢によっては、ファントムに会わずに済むし、選んでおけば、そのまま彼のエンディングになる。
ドラクレア家のバックグラウンドの語り部ではありますが、彼が攻略対象である理由がわかりません。
分厚くすることも出来るのに、しなかったキャラクター。サブキャラクターに出来たはずなのに、しなかったキャラクター。立ち位置が微妙で、うーん、惜しい。どっちかに転げたほうが、彼は愛せた。

真治をやりながら思ったのですが、え?これ、メインストーリー?ドラクレア家のバックグラウンドが、がっつんがっつん公開されていきます。
ソレより何より、プリンス!プリンスよ、プリンス!プリンス・カオス・クリムゾン!
心の底から、子猫ちゃんといわれると、ぞわぞわっ!とします。これは良い意味ではありません、気持ち悪いほうの、褒め言葉じゃないほうのぞわぞわっ!です。
魔界ルールがイマイチよくわからなかったので、非常に惜しいという気がしました。


ここまでのクオリティで、なんだか、掘り下げ不足だという気がしました。
いえ、掘り下げがきっちり済んでいるキャラクターもいるのに、そこはかとなく、物足りないような感じがしました。ストーリー矛盾を感じるところもあったので、少し評価は低くなりそうです。
でも、ギャグ路線になったときの話のテンポの良さは文句ありません。
『喜劇シンデレラ』の辺りがすごい好きです。

後日、途中までクリアしているフランケンをやったら、ブラド→ラドウの順にクリアして、売り払おうかと思っています(笑)

アイギス、可愛いであります!


世間様ではペルソナ4が発売されて、クリアしている人ばっかりだって言うのに、わたしはいまだに前作ペルソナ3です。しかも、結構、どころでないほど久々の起動。
本当にもう…いつまでたってもクリアできないダメユーザーです。
わたしの目標はペルソナ5が発売される前には、ペルソナ3をクリアする…!!!
あ、すいません、目標低くてごめんなさい。もう、次作の発売が決まっていたりしたら、前言撤回するかもしれないくらい、低く低く設定された値なんで…orz

というわけで、スタートは7月6日。タルタロスをぐるぐるしているところでした。えーっと、主人公たちのレベルは、いくつくらいだったかな?
主人公29、真田、美鶴が29、順平28、ゆかり23くらいだったと思います。
ここでわかるように、わたしの出撃メンバーは、ゆかりを除いた4人です。ペルソナの属性的に、ゆかりがいる必要が無いのです。風の属性を主人公が補います☆
真田が電撃、美鶴が氷、順平が貫通(炎)を使ってくれるので、自分が使うのは、炎と風です。というか、使用ペルソナのほとんどは、フォルトゥナ(受胎)、サティ、ガンガー、ホクトセイテンです。
途中、思い出したように、ナルキソッスとピクシーの『オールヌード』を使ったりもしましたけどね(笑)何故か、魅了されるのは必ず真田です。純情男めっ!わたしは、彼を童貞と呼ぼう(ひどい)

そんなこんなで、ゆかりを放置していたら、7月7日の戦闘にはゆかりが必須で悲鳴を上げました。
んなあほなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
しかし、思いの外、7月のシャドウは倒しやすかったです。あ、あれ?結構、レベルは上がっていたんですか?

良くわからないまま、続けまして、おおおお!アイギス!あまりの可愛らしさに胸を打たれました。
アイギスが主人公の部屋で待機するのが良いと思いますと言ったのに対し、すぐさまOK出したのは言うまでもありません。だって、わたし、アイギスの可愛らしさに胸きゅん☆
主人公がアイギスをタルタロスに連れて行くとき、何かをあげたときの、あの微笑!
戦闘後に、『圧勝です』といいながら、ちょっと首をかしげる姿!
きゅん…!てしないわけがない!というわけで、わたしは今日から、順平をスタメンからはずして、アイギスを連れて行くことにしました。
加えて、ゆかりとアイギスは弱点が同じなので、二度と一緒に連れて行ったりしません。85Fの敵を倒すのにどれだけ苦労したことか!主人公は一度も攻撃に転じることなく、メディアばかり唱えました。マハジオンガのせいで、いつパーティ全滅を迎えるかとひやひやしました。ので、途中から、ゆかりを復活させるのを止めました。

そんなこんなで、7月24日まで日を進めました。
今の主人公のレベルは33、真田、美鶴が32、アイギス31だったかな?
次の満月までに、目指せレベル35…!

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