懐かしくないですか?
ねぇ、懐かしくないですか?
わたし、ティーンズハート時代のゴーストハントも知ってるんですけど!
(読んだ当時、すでに絶版で手に入りませんでしたけど)
当然のようにマンガ版も読んだことがあります。
こちらは、リアルタイムに『なかよし』を読んでいましたよ。
小学生向けのマンガ雑誌のはずなのに、随分と本格的なホラーで本気でビビッてましたよ。
これは、ティーンズハート時代の物に大幅なリライトをかけているようです。
ほほーぅ、まあ、確かに昔の方がライトノベルらしかったな…。
この表現で伝わるかどうかは不安ですが、昔はもう少し砕いた書き方、もっととっつきやすく、あからさまに読者層を意識した書き方をしていたんです。
これは、そこまで若年層を意識した書き方をしておらず、ちょっとニュートラルな雰囲気に…ライトノベルなのだけれども、ちょっと大人びてみましたよ!という印象を受けます。
そうですよね、当時の読者も年を取りましたよね。
内容は知っている人の方が多いでしょう。
今にして思えば、ああ、ライトノベルだよなーという設定の数々。
ヒロインの麻衣が15歳で、ヒーローのナルが17歳で眉目秀麗。
その助手が20代の同じく整った顔立ちの男性。
他、バンドマンで軟派だけど優しいお兄さんのぼーさん、化粧が濃くて典型的なお姉さん系(今で言うギャル系なの?)の綾子、麻衣と同い年で日本人形のように可愛い霊媒の真砂子、童顔で変な関西弁だけど優しい19歳のエクソシストのジョン。
この年齢設定からも読者層が窺えるというもの。
いやー、初読の当時は違和感なかったよ?だって、わたし自身が麻衣と同年齢だったもん。
大人になってから読むと、違和感があるけれどね(笑)
懐かしいし、夏はやっぱりホラーでしょ!ということで一読の価値はあると思います。
ライトノベルではありますが、現在のものよりもクオリティは高いと思います。
現在のは同人誌めいててちょっとね…。