レベル7まで行ったら戻ってこなくても良いんだよ。
だったでしょうか、その文句がえらくSF的で借りてみました。
実はSFじゃなかった、ミステリだったんですけれども、出だしは本気でSFだと思っていました。
クロノクロスとか、そんなイメージ(高畑京一郎って知ってます…?)
記憶を失った男女、コールセンターと客、病院。
その3つがそれぞれに動いて話が展開していく仕様でした。
これ、2時間ドラマとかにしたら楽しそうだけれども、いささか時代を感じますね。
と、思ったら、文庫版の発売日が1993年でした(笑)
ケータイというよりも、ポケベルの時代でしょうか?それとも、まだ公衆電話の時代でしょうか?
すごく新鮮な気持ちになりました。
宮部みゆきは安定した文章を書く人なんですね。
期待を裏切らない感じが良いです。どれも、安心して読める。
しかし、新作を頑張って買うような気持ちには…もごもご…