なんなんですかね、この割り切れない感!!
そして、この暑い時期に冬山の話って、激しく変な感じがいたしますな。暑い、暑い、ああ、でも、意識は寒い冬。おおぅ。
結構なシリーズものだそうです。そして、その第一巻だそうで。
サブタイトル等が付いているわけではないので、あからさまな連作ではありませんが、合田刑事が一貫して登場しているそうです。
まだ他の作品を読んでいないので、合田刑事で合っているか不安なんですけどね。
話は昔、雪山で起きた事件に始まり、雪山で終結します。
雪山で起きた一家心中、殺人事件が何年もの時を経て、新たな殺人事件として現れる。
警察が事件を追うのは、まあ、いいんですけれども、水沢裕之がかわいそうで仕方がない話でした。
事件に巻き込まれて、心を病んで苦しんで救われないなんて悲しすぎる!
きっと最後には苦しみ続けた病からも開放されるという期待を抱いていましたが、ついぞ開放されることはなく…おお、高村先生ったらひどいわ!
事件の解決も、あースッキリ!スッキリ!黄門様という展開ではないので、いろいろ後味の悪い話です。
最後にはハッピーエンドがいいよーぅ。水沢がかわいそうすぎるよー!