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評価:
辻村 深月
光文社
¥ 550
(2014-03-12)
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図書館で借りたものは中高生向き、いや、ローティーン?ティーン?向けのような表紙で三十路なんだけど?!と思ったら文庫版もあったんですね。
そろそろキラキラした表紙の本を借りるのが心苦しくなってきた大人です。
同じ地域の学校をテーマにした本で、辻村深月が得意とする感じのシステム。
ああ、なるほど〜と思うと同時に、100年の時間が経過するのに必要なのは人の子3代分ってのにびっくりしますよね。
1世紀は人が3人大人になるだけなんです。
学校をテーマにされると100年の時間が経とうとも全然過ぎた感じがしませんね。
それは停滞なのか、温室なのか、どちらなのか判別がつきませんが。
いつの時代でも思春期は思い返せば気恥ずかしいといった印象です。
今は中二病が怖いと言って、わたしが経験してきたような黒歴史を踏まない子が増えてきたと聞きますが、思春期だから、という大義名分があるうちに大いに中二病を拗らせてほしいと思います。
リア充だけが幸せな青春ではないよ!