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評価:
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ラジオ、聞くんですけど、深夜帯はサッパリです。
主人公の富永たちが聞くオールナイトニッポンは一度も聞いたことがないのです。
最近は特に、深夜まで起きていることもないですしね。
大学生の頃、何を考えていただろうか、と思いながら読みました。
ふわふわとした気持ちと、将来は?という不安と、何かを成し遂げなければ、という気持ちがありました。
富永は精神的なショックから立ち直るべく、金沢八景で暮らします。
彼なりの答えはちゃんと見つかり、どうにかマイナスをゼロに近くはできたようです。
自分と違うこと、誰かの違う点を認めてあげることは非常に難しく、佐古田の懐の深さは女子高生とはとても思えません。
永川も見栄っ張りと小心の間で揺れ動く様が、まるで自分のようで痛々しくも思えます。
鹿沢は最後までふわふわしたイメージでした。
この中で成功する人は出るだろうか、出ないだろうか。
わたしは、この4人でラジオをやってくれたらいいなぁと思っています。
彼らの未来はまだ未確定で、どんな失敗も、どんな成功もできます。
スタートはいつでもいいのです。
わたしも、また新しいことを始めてみたくなりました。