明日親が倒れても仕事を辞めなくても済む方法で興味を持ったところに、ちょうどよく表れたこちら。
ヤングケアラーについてはイギリスに一日の長があるようです。
18歳未満の介護人のことを指してヤングケアラーと呼ぶそうで、日本における『ヤング』とは大きな差がありますね。
日本では『ヤング』で指示される範囲が広いので、18歳未満をヤングケアラー、18以上〜30代を若者ケアラーと分類しているとのこと。
ケア、介護で想像されるのが入浴介助だったりするために子供に何という過酷なことを!と思っていたら、実際はもっと幅広い範囲を指すそうです。
簡単には賃労働以外のすべて、と言えばよいでしょう。
ヤングケアラーには女児が多いこと、そして彼らは不登校などの問題行動を起こしやすいことなど、心にグサグサと刺さります。
学校の先生が気づくことが多い、とありましたが、先生たちにそこまでの負担を乗せてよいのだろうか、もっと学校で分業はできないのだろうか。
加えて、子供がケアラーになるまでにもっともっと外注していくことはできないのだろうか。
できないのならば、わたしが健康でなくなったときは死を選択できるような社会であってほしい。
ヤングケアラーはひとり親世帯のほうがパーセンテージが多いとの記述もあり、それは日本においては貧困家庭に多い、と同義ではないのでしょうか。
そのうえで不登校などになってしまうと、貧困は連鎖してしまうのではないかという懸念もあり、子供は子供らしく成長できる場所を確保するのは必要なことだ、と強く感じます。
が、少子高齢化で人的資源はすでに尽きている状況ですし、ここはもっと社会全体が柔軟になる必要があるのでしょうね。
子供は学校でしか学べないということはないのです。
また、男性の介護離職も増えていることを踏まえて、もっともっとフレキシブルな社会になれると良いですね。
まずはひとりの意識から。
近く迫っている親の介護を見据えて、悶々と悩んでしまいました。