出産にまつわる短編集。
どれもこれも、あーあるある。という感じがしました。
そうだね、そういう話よく聞くよねっていう。
でも、事実は小説より奇なり、なので斬新な感じはしなかった。

コウノドリが素晴らしく良かったので、こちらはあまり…という感じがした。
同時期に似た内容を読んではだめね!

読書時間が通勤時間でしかとれないので、なんだか眠たい日が続くとなかなか進まないのが口惜しい。
かといって、途中で読みやすい別の本に手を出すのも癪。

わたしの中で、佐藤多佳子さんの本は勢いがつくまでに時間がかかる本で、勢いがついてしまえばトントンと進む。
何か事件があってガーッと進むというより、自分がすっかり物語の中に入っていて、ねぇねぇそれからどうしたの?と聞く体勢になるからだと思う。
特に今回の話は落語が絡む。
あーわたしも落語聞きに行きたいんだよね。習えるものなら習ってみたいな、覚えて子供に披露したい。
着物も着たいし、普段あわない人にも会って話をしてみたい。
その瞬発力、行動力、わたしも欲しい。

口下手を治すのに落語は本当は役に立たないのかもしれないけれど、何かできることがあるのは良いことなのでしょう。
ずっとみんなの目が村林くんを見て、ハラハラとその行く末を見守る中で、サラッと大人は誰かに恋をする。
激動の人生ではなく、地に足の付いた感じの生活が見えてほのぼのしますね。
今回の話の中でやっていることは、わたしもやりたかったことばかり!
来年は浴衣を着て、子供とほおずき市に行ってやるわよ!

最後の最後ののんびりした恋がいいサゲだなぁ、としみじみ思います。

評価:
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東野圭吾の小説ってよく映像化されますよね。
これはされてるんですかねぇ、映画なんかだと良い感じの題材になりそうです。

ラプラスの悪魔、というものをよく知らないのでこの話の本髄を理解できてないようモヤモヤを抱えつつ、話は淡々と進んでいくのすごいですね。
知識がなくても楽しめる物理、みたいな。
考えたら、ガリレオシリーズの作者なのだから、物理は学び済みなのか。
ううーん、知識は何物にも変え難い財産ですね、くやしい。

先を予測できるというのはどれくらいできると嬉しいんでしょうか。
また、誰もが予測しあって生活した場合、その予測はどれくらいの確率で外れていくんでしょう?
最終的にはラプラスの魔女の力はオマケです。
予測能力にいかに優れていたとしても、感情に左右されてはどうにもならないのです。

先を予測しまくった挙句、円華は早いうちに亡くなるのではないかなぁ、と思う次第です。
予測して、その通りにばかりなる未来なんぞつまらん。

評価:
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ラジオ、聞くんですけど、深夜帯はサッパリです。
主人公の富永たちが聞くオールナイトニッポンは一度も聞いたことがないのです。
最近は特に、深夜まで起きていることもないですしね。

大学生の頃、何を考えていただろうか、と思いながら読みました。
ふわふわとした気持ちと、将来は?という不安と、何かを成し遂げなければ、という気持ちがありました。
富永は精神的なショックから立ち直るべく、金沢八景で暮らします。
彼なりの答えはちゃんと見つかり、どうにかマイナスをゼロに近くはできたようです。

自分と違うこと、誰かの違う点を認めてあげることは非常に難しく、佐古田の懐の深さは女子高生とはとても思えません。
永川も見栄っ張りと小心の間で揺れ動く様が、まるで自分のようで痛々しくも思えます。
鹿沢は最後までふわふわしたイメージでした。
この中で成功する人は出るだろうか、出ないだろうか。
わたしは、この4人でラジオをやってくれたらいいなぁと思っています。

彼らの未来はまだ未確定で、どんな失敗も、どんな成功もできます。
スタートはいつでもいいのです。
わたしも、また新しいことを始めてみたくなりました。

読み終わって、あー!あー!あー!となっているところです。
誰か二次創作してませんかね?
あー!見たかったアレやそれ!あー!

代表作は精霊の守人の作者さんです。
いきなりシリーズ物からはドキドキするので、先にこちらから。
最初はなんだか馴染みにくいな(たぶん、登場人物がカタカナのせい)と思っていたのだけれど、どんどんその世界に引き込まれていきます。
主には2人の語りなので、読みやすさもあります。
最後の下りは小学生になったらわかるのかな?
でも、この恋愛の奥深さはわかるかな?

山を信仰の対象にしていたことと、蛇神との婚姻伝承から来ている話で、山は偉大だよねぇとため息しか出ません。
タヤタのように器の大きな男になりたかった…包容力がハンパない。
それに比べてナガタチの幼さよ。
児童文学は奥が深いですね。

評価:
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十二国記シリーズの0話という位置づけですよね。
読むとあーそうだよねーと思うのですが、この設定を考えるだけでも十二国記の世界はある程度できていないといけないのですよね。
ほんともう、頭が下がる一方です。

舞台は現代、そこはかとなく出版年を思い起こさせる描写があります。
自分はこの世界の住人じゃない、みたいな考えを持つのもこのくらいの年齢だったなぁと生暖かい気持ちになりますね。
ホラー調のファンタジーで完成度が相変わらず高い!

実は主人公には思い入れがあまりなく、泰麒ー!と思って読んでいたのです。
後に書かれた十二国記を考えると、魔性の子における泰麒は様々なことを知っていますね。
自分にはすでに角がないこと、転変できないから帰れないこと、王が渡ると災害がおきること。
獣としての自分は死んだ、もしくは死にかけなのに、本能的に知ることはできたのだろうか、などとあとの作品を読んで言っても仕方ありませんね。

十二国記の住人は蓬莱には行けない、というのも印象的な話です。

ピチカート・ファイヴも野宮真貴も全然知らなくて、読み始めてからなんか芸能人が書いた本なんだ〜と思ってました。
知ってました?わたしは全然知りませんでした。
わたしは芸能界やJ-popに関しては世捨て人かよってくらい知らないので仕方ないかもしれません。

赤い口紅があればそれでいい、という話ではありません。
心持ちの問題でしょうか。
雰囲気美人になるためにはたゆまぬ努力がいるよねって話です。
毎日筋トレしなよ、とかそういう意味ではありません。
自分が持つものは自分に似合うもの、自分のコンセプトに沿うものを選びましょう、という意味です。
安いから、とか流行ってるから、で飛びつかない。
なんだか断捨離や収納の本みたいですね。

わたしの知人に年をとるのが楽しみだという人がいます。
年相応になって、そこでの楽しみを心待ちにしているそうです。
この本はそういうことを言いたいのでしょう。

やりたいことをやりたいときに始めていいのです。
年をとることは怖くない!

十二国記シリーズの中でも1、2を争う好きな話。
強気な少女が王を目指す話です。

初めて十二国記シリーズを読んだのが高校生くらいだったと思うので、まあ、珠晶の勝ち気さはこんなもんかな?と思っていたんですが、三十路を超えてから読むと違うふうに見えますね。
利発ですごい!と思っていたのに、あーこういう子供は親にはキツイと思うようになりました。
と同時に、珠晶は12歳、泰麒は10歳、男女差はあれどこんなに違うものか?と。
ようは泰麒が幼すぎないかと思ってしまうのです。
珠晶が王になるだけあって、とても聡明だということかもしれません。

天が珠晶を王に選んだのは自ら学べること、正しさを判断できること、行動力があることなのかもしれませんね。
いずれの国の王も、その選ばれた基準は人として真っ直ぐに生きていけるか、にかかっているのかも、と思う三十路過ぎです。

頑丘についてはその後、登場してこないので珠晶のために騎獣を狩っているのかはわかりません。
でも、きっと1頭くらいは売っているんじゃないのかな。
陽子の時間軸からは90年も前の話、出てこないってことは人としての寿命を終えたということでしょう。
珠晶が100年を超えることを願って。

何度読んでも最初の頃の鈴と祥瓊がしんどくて。
わたしはどちらかというと鈴と思考回路が似ているため、空想に逃げて自分を慰めてしまい、ああ、こりゃいかん。と思い出します。

だいたい同じ年頃の女の子3人の話で、それぞれの境遇は違えど悩んでいる。
わかるわーこんな卑屈になって悩むことあるわーと思うと同時に、他方はまた違う悩みを抱えている。
誰かが一番つらくて頑張っている、などということはないのだと再確認できます。

上巻までではまだ全員大集合にはいたりません。
それぞれがどのように悩んでいるかが、書かれているだけです。
卑しい自分とどのように向き合って、どのように奮起するのか。
わたしたちはいつも己と戦わなければいけないのだよなぁ
それが一番難しいのです。

皆さんよろしいですか、汕子かわいい!
さあ、もう一度よろしいですか、汕子かわいい!

十二国記でイチオシのキャラクターのひとりは汕子なわたくしです。
見た目も可愛ければ、性格もキュート。
というか、女怪は一様に麒麟が一番な情に厚い生き物なので、みなこのように可愛いのかもしれません。

十二国記の刊行順では新潮社から出た魔性の子が最初で、そこに登場する高里要の幼少期の話になります。
月の影 影の海が王、もしくは一般人からみた十二国記を解説する話なら、これは麒麟からみた天の理を、麒麟という性質を説明する一冊と言っても良いでしょう。
麒麟がどういう生き物なのかわかりやすいですね。
あと蓬山の仕組み。

解説あとがきに多い、魔性の子を書いた時からこのように壮大な話を考えていたのだろうか、という文句にいつも同意する。
でも、ある程度形になってないとあのような話は書けなかったのだろうな、とも思うわけで、小野主上の頭の中を覗いて他国の話も見てみたいと思う。
あー新刊はいつですかー

とりあえず、読み返すたびに某かを新しく考えてしまう本なのです。


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